2011年3月20日日曜日

想いよ届け。


東日本大震災。

被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
毎日増える犠牲者の方々にご冥福をお祈り申し上げます。

そして、一日でも早い復興を日本人として心から願っております。



遠く離れたザンビアにもニュースが届いています。

BBCやCNNでも連日トップニュースで扱われ、
ザンビアの国営放送でも報道されました。


初めて津波の映像を見た時は、
「これが日本・・・?」って信じられなくて、
気持ちは落ち着かないけど、よくわからなくてもやもや…という感じでした。

ネットで震災のニュースを追っていくことで、だんだん状況を把握し、
とんでもない状況であることも理解できてきました。


そんな中でかけられるザンビアの方々からのことば。

日本のことを深く心配してくれてる言葉。
私の家族の安否を気にしてくれる言葉。
はたまた、その逆。

普段私の人と接する態度が悪いツケが回ってきたのか、
悲しくなることを言われることが多いです。本人たち悪気はないんだけど。

ザンビアの人には他人事とは言え、今の日本の状況を知ってほしい。

一緒に心配してほしい…。なんて子供のような考えを抱きました。




首都で隊員は活動する。任地からなかなか離れられない私は
どうすればいいのだろう。

いろいろ考えた結果、カサマの人たちに
①日本の現状、日本の普段の姿を知ってもらうこと
②考えてた段階で、アフリカ支援がなかったことをふまえて、「国際協力する」機会を提供すること
(現在は数カ国が支援表明しています!)

を目的として、募金活動を行うことにしました。

募金活動っていうガラじゃないんですけれど。


アフリカ人が募金!?って思われる方も多いと思います。
私も半信半疑でした。
でもこれが、結構みなさん募金して下さるんです!
今日は3時間で63名の方が募金してくださりました!!すごい。

日本にとってアフリカは貧困で苦しんでるかわいそうな国というイメージかもしれません。
確かにそういう側面もありますが、
みんなイキイキ生活していて、楽しく暮らしています。


企画立案から実施まで5日間という強行日程でしたが、
協力してくれたカサマ隊員たち、専門家とご家族、そして州農業事務所のカペサさんとチシンバさん。
運転手のムワレくん。
そして、当日興味を持って展示を見てくれたり、募金をしてくれたカサマの人々。
みなさんのおかげで、少しはカサマの人たちに意識付けできたのではないかと思います。

カペサさんとチシンバさんは、2月に研修で宮城県に行ったばかり。
海岸にも足を運んだそうです。
現地を知る数少ないザンビア人の彼ら。
とっても心強い味方です。

今日の活動を経て、
人の、それも他国の人の不幸を嘆いてくれる優しい心をもった人がたくさんいるのがカサマだって、
私が気付かされました。
きっと日本の中でも、今回の震災を他人事としている人もいるのに。。。

捨てたもんじゃないよ、カサマ。



率先して説明して下さったチシンバさん。



協力隊の私は協力隊らしく、現地の人々と密に接することができるこの環境を最大限利用して、
できることをやっていきたいと思います。


だって、復興に使われるべき税金のおかげでここに来られてるんですもん!


アフリカの南の方にある内陸のザンビアっていう国の北にあるカサマに住んでる人々が、
遠く離れた日本のことを心配して心から復興を祈ってること、
少しは被災地の人に届けられたらいいなぁ・・・と思います。

祈りは食べられないけど、
きっとどこかで役に立つと願います。



長い日記でごめんなさい。

0 件のコメント:

コメントを投稿